
今回のチーム7企画は尾瀬エリアの鬼怒沼山へ。登る人は稀なマニアック系名山。鬼怒沼山の山頂付近には鬼怒沼という日本有数の高層湿原があり、多くの伝承が地元に残っています。「鬼怒川をどこまでも遡ればこの世とは思えぬ仙境があり、美しい姫君が住んでいる」という伝承や、「これこそ神の庭であり、柔らかな緑の園、神秘の楽園だ」と初めて鬼怒沼に行きついた地元の山男である大類市左衛門は胸を躍らせたそうだ。そんな鬼怒沼を目指して私たちは雨が降りしきる大清水を出発。久しぶりに大清水を訪れましたが、戸倉〜大清水間のカラマツの美林はやはり綺麗ですね。

この日は残念ながら終始雨。行きの車中で「雨がひどかったら至仏山にしましょうか?」とある意味で贅沢な選択肢をもつ、さすがは尾瀬でございます。最初の30分は林道走り。緩やかな坂道を淡々ペースで。

滝が見えたら本格的な山道がもう少し。

大きな倒木があるのですが、これが龍のようなんです。
下山時に「ぼうや〜良い子だ寝んねしな〜」ごっこをしました♪

さ、急登スタートです。

この尾根は急斜面が続くので、一般登山者には評判が宜しくないんです。

確かに急なんです。しかも休み場所が殆どなく一気に物見山まで突き上げます。

整備もあまりされていないのでワイルドな登りが好きな人にはツボでしょう。

個人的には好きな雰囲気の尾根道でした。ふくらはぎに来ますけどね。

急登の物見山新道をたっぷり満喫。

とりあえず物見山に突き上げ完了。

ここからはチェーンスパイク装着。

雪がどっさり積もっています。物見山〜鬼怒沼山間はテープなど目印なし&トレースもないものだから、この時期はルーファイがしっかりできないといけません。ワイファイじゃないよー。

神秘の沼である鬼怒沼山に到着。大小あわせて48の池塘の集合体。悪天候のため眺望には恵まれませんでしたが、「晴れた新緑の時期などは最高でしょうね〜!」という雰囲気は感じられました。

鬼怒沼山って地図をよく眺めると双耳峰。2つピークがあるってことですね。

残雪期ならではの直登ルートで登られることは少ないであろう2141mピークへ。

一旦、駆け下りて三角点がある鬼怒沼山本峰に向かいます。

無駄にテンション高めの私達。

貸切の鬼怒沼山を満喫です。

所々に急斜面が隠されている畝りのある残雪具合が面白い。

突っ走っていたら「うわっ、崖やん。や〜ん」と進路変更すること数度。

鬼怒沼山の直下がめちゃ急登。普通でしたらピッケルまたはストック必須でしょうけど、「誰かが滑り落ちるまでピッケル出さないで行きましょー」と変な縛りを発動。チェーンスパイクのみでサクサクと山頂へ突き上げました。

雨に負けずに鬼怒沼山の山頂に到着。

急登を駆け下るのは一瞬ですね。アッというまに鬼怒沼あたりまで到達です。

樹林帯スラローム走り。

物見山への急登。大きな登り返しはここが最後。

チェーンスパイクを外し、物見山新道を駆け下ります。

2割ぐらい走りやすい箇所もありますが、8割は神経使う急下降。

しかも雨の影響で木の根ツルツル。サバイバルチックな物見山新道の下りでした。

龍と一緒に記念撮影。

最後はダートの林道を快走して大清水へ。神秘溢れる鬼怒沼山を堪能してきました。キツイ。展望に恵まれない。などを理由に登られることは稀な鬼怒沼山。ところがどうして、静かで豊かな自然が残る神の庭がそこにはありました。

沼田といえばトンカツです。今回は金重さんでぶ厚いブランド豚をいただきました。量が多めですがとっても美味しい。店主の方は相当な城マニアで愉快です。時間が許せばもっと徹底的に盛り上がっちゃったのに〜。こだわりのトンカツ、ご馳走さまでした!
そんなこんなでマニアックなチーム7山行お疲れ様でした〜。