観光サイクリングin武蔵村山の下見

観光サイクリングin武蔵村山/初級

DSC00078

観光サイクリングin武蔵村山の下見に行ってきました。
武蔵村山市だけだとさすがに行動半径が狭すぎるので、隣接する市も巡り合わせてサイクリングです。まずは旧日立航空機立川工場変電所。昭和13年(1938)、軍用機のエンジンを製造する大きな軍需工場が建設。工場の変電所が現在でも残されているのですが、太平洋戦争末期に多摩地域は軍需工場が集中していたため数多くの空襲を受けることになります。戦争後も平成5年(1993)までこの変電所は工場への電気の供給をし続けました。貴重な戦災建造物。

DSC00085

新堀用水の胎内堀坑口。
玉川上水が開削されたのは1653年、翌年に野火止用水、その2年後に新田開発のために小川・砂川・国分寺に分水されました。新堀用水が開削されたのはだいぶ経って明治3年(1870)のこと。露天掘りではなくトンネルの掘削が一部の区間で行われ「胎内堀(ほっこぬき)と呼ばれています。昔は関東ローム層の地層を生かして堀ったままでしたが、現在では保全のためコーティングしています。

DSC00093

東京都薬用植物園へ。
都内唯一のケシ栽培施設。薬草、毒草、ハーブなどの植物園を散策。大麻もあるよ。

DSC00095

まずは温室を散策。
入り口付近にオオタニワタリがあってまず反応。昔、西表島に行ってた頃に普通に見てたんですよね。食用できるみたいなので機会があったら食してみたい。

DSC00098

チョコレートの原料のカカオ。このように実っているんですね。
植物としての学名は「Theobroma cacao(テオブロマ・カカオ)」で、ギリシャ語で神の食べ物という意味になります。ちゃんとしたチョコレートを姿勢を正して食べましょう。

DSC00105

都内唯一のケシ栽培。モルヒネとして医療現場でお馴染みですね。オピオイド受容体(ミュー・カッパ・デルタの3種類。新型コロナみたいだね)に働きかけ、主に鎮痛作用として使用されます。

DSC00106

ケシと大麻はフェンスで厳重に管理されています。さすがにね。ただ大麻は戦前まで日本文化に寄り添ってきたものなのです。大麻というと現代ではマリファナを連想すると思いますが、戦前の日本ではコウゾやミツマタと同じく繊維を使用し、衣類・神社や横綱の廻しなど神事用・漁業の網などに使われてきました。そもそも大麻も3種類があり、THC(テトラヒドロカンナビノール)が多く含まれマリファナになる薬効型、主に衣類などに使われる繊維型、そして中間型。現在の日本の農作物としての大麻は繊維型を育てていますから何ら問題はないのです。大麻を否定することは大事な日本文化のひとつを失うことになります。

DSC00113

村山貯水池(通称:多摩湖)に移動。江戸(東京)は江戸時代以降に人口が増加していきます。江戸時代は主に玉川上水で賄っていましたが、明治に入り急激な人口増加に対応すべく明治31年(1898)に淀橋浄水場(新宿西口、都庁があるあたり一帯)を作ります。それでも対応できなかったため、昭和2年(1927)に村山貯水池が竣工、昭和9年(1934)に山口貯水池(通称:狭山湖)竣工となります。

村山貯水池の取水塔は2つあり、大正14年(1925)に造られたルネサンススタイルの美しい土木遺産です。

DSC00120

多摩湖のすぐそばにある宅部池。となりのトトロでメイちゃんのサンダルが見つかった神池のモデルの池らしいです。東大和市では「たっちゃん池」、東村山市では「宅部池(やけべいけ)」と呼ばれています。

DSC00126

ハート型の文様が可愛らしいエサキモンキツノカメムシを発見。
これだけでも多摩湖サイコ〜って思いますね!

DSC00127

多摩湖の南側はなかなかの急斜面。

DSC00132

28%の道路があったり、

DSC00138

さらにドン!

DSC00134

37%でございます。ある意味、涎が出る(興奮する)数字ですね!

DSC00141

昼食はうどんです。田舎屋さんを予定しています。席数があまり多くないので並んで順番に食べていきましょう。食べたら速やかに退店し外でおしゃべりを満喫かな。

DSC00147

武蔵村山のうどんは、赤小麦の表皮が入っているため真っ白ではなく茶褐色またはやや灰色の麺が特徴。タンパク質多めでミネラルも豊富なのが嬉しいポイント。肝心のお味も抜群です!

DSC00155

田舎屋のゆでまんじゅうもとっても美味しい。腹に余裕があったら食後にどうぞ〜♪

DSC00169

軽便鉄道軌道跡。大正中期から昭和初期に資材運搬用の「軽便(けいべん)鉄道」が走っていました。村山貯水池と山口貯水池の建設、戦時中の貯水池の堤防かさ上げで羽村市の多摩川から砂利などを運び、工事に合わせて敷設と廃線を繰り返したそうです。トンネル群は昭和初期の狭山湖の建設時に造られました。全部で6つトンネルがあるのですが、現在は4つのトンネルが通行できます。

DSC00174

武蔵村山のマニアック史跡に認定したい「大多羅法師の井戸」。ダイダラボッチ(武蔵村山ではデエダラボッチと呼ばれています)はいわゆる巨人です。巨樹伝説とともにツアー当日に詳しく解説してみま〜す♪(←たぶん)

DSC00158

武蔵村山市立歴史民俗資料館。展示内容は少なめなのでチャチャっと回りましょう。

DSC00184

武蔵村山の特産といえば東京狭山茶。網代園製茶所さんにお邪魔いたします。
茶葉はもちろんのことブルーベリージャムもオススメ!

DSC00192

健全な茶畑。

DSC00177

美味しいお茶をいただきました!ありがとうございます。

DSC00208

おやつタイムでアイス工房ヴェルデに立ち寄ります。道路に隣接していなく住宅地をちょっとグルグル回るか、細い道(車が通れない)を通りアクセスする立地が面白い。アイス工房は1998年に出来たそうですから老舗になりますね。

DSC00202

ボリューミーでリーズナブル。さらに高品質ときた。この付近に来たらマストですね♪

DSC00211

スカイラインGT-R発祥の地ですって。
日産自動車村山工場跡地の大部分はイオンモールになっていますが、一角は自動車工場だったことを忘れないようにプリンスの丘公園として整備されています。

昭和37年(1962)、プリンス自動車工業第1号車であるグロリアのオフラインを皮切りに同社の乗用車生産工場として操業を開始し、プリンス・ロイヤルやスカイラインもここで生産されたそうです。プリンス自動車は昭和41年(1966)に日産自動車と合併。カルロス・ゴーンによって平成11年(1999)に村山工場の閉鎖が決定、平成16年(2004)に村山工場の幕は閉じました。

DSC00214

プリンス自動車のロゴがイイ感じのマンホール♪

DSC00220

歌舞伎揚といえば天乃屋です。昭和35年(1960)に発売されました。武蔵村山を代表する銘菓でしょう。

DSC00218

本社工場の敷地には直売所もあり、アウトレット品も多く販売され魅力的でございます。どっさり買ったつもりだったけど千円未満でした(笑)。

DSC00227

玉川上水ふせこし。玉川上水と残堀川が立体交差します。ふせこし(サイホン工法)で造られています。

DSC00263

最後は「珈琲豆焙煎工房まめ吉」さんに立ち寄ります。

DSC00240

完全熱風式焙煎機で丁寧にコーヒー豆を煎っています。ブレンドもシングルオリジンも絶品でした!

DSC00239

そしてスコーンが美味しいこと。まずはプレーンを食べてみてください!原材料にこだわっているのが分かるお味です。

DSC00252

イートインは2名以下がオススメなほっこり可愛いらしいお店。玉川上水駅付近にお住まいの方は是非お立ち寄りください。

DSC00262

ゆったりした時間が流れていますよ〜♪

こんな感じの武蔵村山サイクリングツアー。ご参加の皆様、よろしくお願いいたします。
ツアー当日はさらにマニアックに解説していきま〜す!


池ヶ谷 誠

池ヶ谷 誠 の紹介

セブンヒルズアドベンチャー代表。東京近郊でアウトドアツアーを企画運営。MTB・トレイルランニング・シャワークライミングなどマルチにガイディングしています。
カテゴリー: 観光サイクリング   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>