シャワークライミングin西丹沢A(詳細&攻略法)

シャワークライミングin西丹沢A/初級

シャワークライミングin西丹沢Aの特徴は、ロケーション最高&水量豊富なパワー系シャワークライムが楽しめるということ。バケツをひっくり返すより強力なシャワーを登りましょう。景色が単純に綺麗なので癒し効果も抜群。西丹沢はやっぱり綺麗です。

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入渓点付近までの林道が崩壊しやすく、林道が車で通られる場合は入渓点まで5分、
通ることができない場合は林道歩きを30分程度します。
沢に入るとまず最初は広い河原歩きです。平和ですね〜。

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河原をズンズン進むと様相が一変。急峻な沢が出現します。
ロープ装着の1番目の滝登り。水流のちょっと右を登りましょう。
掴める手を探す。右足を岩壁に押当てる。左足を高く上げて乗り上げる。
という順序になります。

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1つの難所が終わると移動すること20mで2番目の滝登り。
最初は水流左の岩壁を登っていきます。途中から水流を跨ぐように右足を岩壁に押当てて登っていきます。岩壁に対してなるべく垂直に近くなるよう力を入れて下さい。
最後は足の置き場がないので、腕力でグイッと体を持ち上げてしまいましょう。

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2番目の滝登りを終えた後も難所はすぐに現れます。
3番目の滝をバックにイエイッ!

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3番目の滝は水流の真ん中でも登ることはできるのですが、変態レベルの方限定になりますので基本は水流の右側を登ります。細かいデコボコや岩壁の角などを利用して下さい。
ただこの3番目の滝は難しめになるので経験者がチャレンジする滝となります。
この滝を登ったらランチタイムです。

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ランチ後も美しい渓谷は続きます。
ここは増水した時は楽しい滑り台になりますよ。

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そしてド迫力の4番目の滝。
高さのある滝は全てロープで確保しますから安心して登って下さいね!
この辺の高さまでは水流を跨ぐように足を開いて登りましょう。
ただ、ここから上は足が開ききれないので、左足は水流の中に入れて、右足は右後ろにある岩壁に突っ張るようにしましょう。手を掴むところは特にないのでバランス保持程度に岩に触れる感じで登るといいと思います。

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滝の上部まで登ると立てるデッパリがあります(左足の辺り)。立ち込むと目の前の右側辺りに岩の割れ目がありますので、そこに手を突っ込んで登りましょう。攻略法的には滝の上部までは左足の膝下くらいまでしか水流に入れないことです。体が水流に入ると水圧で押し潰されますからね。ここも難しい滝になりますが元気な方は是非チャレンジ!

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水圧と戦ってきたので小休止。滑り台で癒されましょう。
滝壺が浅めなので水流が強い時はできましぇーん。

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仲間と遊びにきた場合、集合写真を少し凝るのも思い出になります。
写真はパシャパシャ撮りますのでお任せ下さい。「こんな写真を撮って欲しい!」など、リクエストがございましたらお気軽におっしゃって下さいね!

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水流の下に入り込んでから登る小滝。
水量が増えるととんでもなく手強い箇所になりますよ。

水量が増えた時の超絶パワー系バージョン。
通常はこんなことにはなりませんのでご安心下さいませ。

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そして最後の難所です。5番目の滝。
最初は水流の左側から登り始め、写真のように水流をジャブジャブ突き進みます。

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そのまま突き進むと両足でしっかり立てる所がありますから、まずそこまで頑張ってから目の前の岩に両手を置いてバランスキープ。それから写真のように右足を岩壁に押し当てながら這い上がりましょう。ここもロープで確保していますから思い切って下さいね。

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下山は陸地を30分、または1時間程度(林道が通行止めの場合)歩いてゴールです。

ロケーションが抜群の西丹沢A。水圧と格闘するような滝登りも刺激的です。「東京の近くでこんな素敵な自然があるのだなぁ〜」とトリップ感も満喫できること間違いなし。
腕力が多少ないとキツめの沢ですが、元気な人は是非チャレンジしにいらして下さいね。


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池ヶ谷 誠 について

セブンヒルズアドベンチャー代表。東京近郊でアウトドアツアーを企画運営。MTB・トレイルランニング・シャワークライミングなどマルチにガイディングしています。1973年神奈川生まれ。
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